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犬も歩けば穴に落ちる
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椅子に座って勉強しつつ、柿を食べてていたら、腹部に激痛が走った。もう冗談にもならないレベル。あまりの痛さに椅子から降りることもできず、背もたれ機能をめいっぱい生かして、えびぞりになって悶絶した。
なんなんですか?!出産ですか?!というような凄まじい痛みで、ギャグマンガ日和にでてくる歯をむき出しにしたうぎぃいいーーーというかんじの人と同じような顔をしながら、うぎぃいぃーーーーーと悶えた。人はなぜ激痛に耐えるとき、顔をぐじゃぐじゃにして唇をまくりあげ白い歯をむき出しにするのだろうか。それともわたしだけか。とりあえず、もし万が一、赤ん坊を産むことがあっても、分娩室に関係者は立ち入り禁止だなと心に決めた。
痛みにゆがむ顔や、涙を流す顔がきれいな人というのは、得だよなと思う。本来、セックスアッピールになるはずのこれらの表情は、わたしがやると猿である。原始人とでもいえばいいのか。ぎゃあぎゃあと真っ赤になって泣き喚く産道をつたって出てきてすぐの赤ん坊のような顔になる。
どうもとっさに現れてくる表情が、わたしの場合は先祖がえりするらしい。無意識からでてくる反射としての表情だからだろうか。それにしても帰りすぎだろうと、エンドロールの真っ黒なブラウン管に映りこんでしまった自分の顔を見るたび、うんざりする。
「やばいときは泣く」と言っていた子がいた。なるほど、”やばいとき”に見せられた彼女の泣き顔はたしかに美しかった。はらはらと、というかんじがまさにどんぴしゃであった。そうやって水際をついついと上手に渡っていく人だった。
やばいとき。やばいとき。やばいときに、わたしはやっぱり猿のような顔をするんだろうなと思う。うぎぃうぎぃと鳴くのだろうなと思う。
このあいだ、くやしくて悲しくて情けなくてどうにもならなくなったから、あえて一人、部屋の中でうぎぃいいいっーーーーーと猿の顔で泣いてわめいて暴れてみた。悪くはなかった。こんなふうに、泣き顔をだれにみせることもなく、わたしはひとり猿を飼いながらゆくのだろう。
腹痛は10分もするとケロリと治った。なんだったのかはよくわからない。洗面台まで行ってわざわざ自分の顔を確認してみた。いまは人間の顔をしていた。けどこいつ、実は猿なんだぜ。鏡に向かって歯を剥き出しにして笑ってみる。不細工というよりいっそ不遜だ。いいじゃないか、猿でも。
>黒谷さま
いやはや、レスが遅くなって申し訳ないです。
なるほど、かくれ深海魚という種別もおるのですね。
ひとの話を聞くのはすきなので、ぜんぜん迷惑とかいうことはないのです。もうまったく。
むしろ面白いなぁてなぐらいなので、よかったらまた深海魚の生態の報告をお願いします(笑)
2000字でも3000字でも、もういくらでもどうぞ。熱く語ってくださいまし。
書き散らしているわたしの日記を、ちゃんとひろってくれて毎度ありがとうございます。
毎度っていうと、サザエさんぽいのだけれど、まさに、もう、毎度!ありがとう!というかんじなので。まいど。
2009.12.11 | Comments(0) | Trackback() | 未選択
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