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犬も歩けば穴に落ちる
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箸や、スプーンがいなくなった。
いままでにもハガキやプリントや色鉛筆なんかがなくなる家ではあったが、毎日三度三度(ではない時もあるが)つかう食器類がなくなったのははじめてである。
なにかがわたしの家に住んでいるのかもしれない。
前に読んだマンガでそんな話があった。
包丁やお茶碗をそっと家主からくすねてきて、それをつかってままごとのように人間であったころの生活をなぞる妖怪の話だった。
だからわたしの家のベットの下や本棚の後ろや天袋の上には、実はもののけが住んでいるのかもしれない。住んでいてひっそりと家庭生活を営んでいつのかもしれない。
もしそうでなかったら、ただ単にわたしの生活スキルが致命的なほどに低下してしまったということになる。それよりは妖怪がいるのだと考えたほうがよほど心愉しいので、やはりもののけがいるのだと考えることにした。
もののけがいるのだ、いるのだと思って生活していたある夜に、床の上を静かに動くものを見た。目を凝らして見てみると、青白い月明かりをうけて脚の細くて長い大きな蜘蛛がすっすっと歩いていた。
まぁあいつはきっと妖怪だからしかたがないなと思ってそのまま寝たので、きっとこの家には蜘蛛妖怪がスプーンやなんかの道具を用いての文明的生活というのをいまでも営んでいるはずである。
営む分にはかまわないが、そのうち増長して家主が食われちゃったらどうしよう。そのときは人間さまの尊厳をかけて戦おうと決めてはいるが、どうも勝てる気がしない。
そんな妄想ばかりして明け暮れをすごしているので、部屋がいっかな片付かない。片付かないので物はなくなりつづけ、部屋の死角は増えつづけるばかりだ。そのうち本当に食われて家をのっとられるかもしれない。
さて、うちのかわいいパソ子ちゃんが、帰ってきました。
帰ってきたものの汚らわしい犬子データをきれいすっぱり洗い流してのご帰還です。
なにも覚えてないらしく、ホームページのデータはもとより、フォトショップまで影も形もございまぜん。
カカイル高校生パラレルをめずらしく一生懸命かいていたところなので、すこしかなしい。(銀土サイトなのに)
2009.08.10 | Comments(0) | Trackback() | 未選択
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