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犬も歩けば穴に落ちる
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数日前、ひとつ年をとりました。
なんとなく今年度の日記(ワタクシ用)を読み返していたら、「じゃがいもの皮をむいてレンジでチンしたらちゅうちゅうと鼠のような声で鳴いた」とか「赤ん坊って肉の塊なのだと思った」「ミクロネシアの船を触りながら海の質感を考えたら恐ろしくなった」とかばかり書いてあって、読み返すとこのひとは何を考えて生活してたんだろうなぁと不安になります。
もっと前の日記には「またやっちゃいけないことをやってしまった」「もうしにたい」「自分とちゃんとむきあわないと」とか書いてあって、それもそれで、やたらとナマナマしいかんじで気持ち悪いです。
年をとるごとに、いろんなことが分からなくなります。
ものを見るってどういうことだろうね。
ものごとがどんどん分節化してくる。瞬間が静止するようになるから、断片としか見えなくて、その先も後もよく飲み込めない。
意識のレベルがどんどん低くなっていく。
根源的なのかもしれないし、どんどん単純になっていってるのかもしれない。
いままで森を見ていたのが、木を見るようになり、葉を見るようになり、葉脈を見るようになる。そのうち細胞をみるようになって、分子を見るようになって、ますます訳がわからなくなるかもしれない。
そう考えるとちっとこわいね。
2009.09.03 | Comments(0) | Trackback() | 未選択
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